鄙(ひな)の経営学 地域をなんとかしたい中小経営者が読む本

鄙(ひな)の経営学
地域をなんとかしたい中小経営者が読む本
2026年7月19日 発刊

販売価格2,200円(税込)
総ページ数224ページ
ISBN978-4-911803-00-4
著者渡辺和博
発行観濤舎
購入サイトAmazon.co.jp

地方は、弱くない
50超の事例に学ぶ、小さな経営の育て方

「鄙(ひな)」とは、都から遠く離れた田舎や地方のこと。

けれども本書が見つめるのは、都会に遅れた場所としての地方ではありません。全国各地の地域ビジネスを訪ねてきた著者が、ブランドづくり、商品企画、売り方、ビジネスモデル、持続可能な経営のあり方を、50を超える事例からやさしく読み解きます。

補助金や一時的なブームに頼るのではなく、地域にある価値を見つけ、育て、続くビジネスに変えていくための実践的な一冊です。

こんな方に読んでほしい本です

  • 地域に根ざした会社や店を、これからも続けていきたい方
  • 事業承継や新商品開発、販路開拓に向き合っている方
  • 観光、食品、小売、サービス業など、地域の価値を仕事にしている方
  • 商工会議所・商工会、自治体、金融機関などで地域企業を支える方
  • 地方創生や地域ビジネスを、現場の事例から学びたい方

目次

  • はじめに
  • 第1部
    • 第1章 ブランドづくり
      • それは「つくり手と消費者との約束」
      • カッコいいWEBサイトの問題点
      • 催眠術かオカルトか
      • 信長が飲んだ水の味
      • 全員メガネだからできたこと
      • どうして22番じゃダメなの?
      • 勝負する相手が違うかも
      • カンバンを掛け替えたらこうなった
      • 京都みやげに込められた秘策
      • マスコミで注目されることの危うさ
    • 第2章 商品企画の考え方
      • 売れなくてもいい商品の存在意義
      • それを巻きずしが教えてくれた
      • 中身は抜群に良いけれど
      • 意識高い系のママさんが
      • ありふれたものが化けるとき
      • 高いからもっと高くする
      • 短所だらけのヒット商品
      • 秘密をバラして得をとる
      • 過去の失敗を時代のせいにしよう
      • 「わがまま」には「共感」を
    • 第3章 売り方、サービス、運用のヒント
      • 「待たせ上手」にくすぐられ
      • カラオケも接待もやめてみたら
      • インスタ映えの古典と新作
      • だから一見さんはお断わり
      • 良いものを作っても売れない
      • 当たり前の日常という魅惑
      • ニラを包む筒状フィルムの秘密
      • 標準的価格など誰も知らないから
      • 女子高生の生活に興味はあるか
      • 売れる売れない以前の問題
    • 第4章 斬新なビジネスモデル
      • 夜の営業をやめてみたら
      • コンプリートの悦楽
      • 木を切らない林業
      • 釣った魚で買えるもの
      • 応援しない野球観戦
      • 古い寺院にこそジャズを
      • 儲かるけどやってはいけない
      • イタリアの田舎にはあるがここにはない
      • 絶品野菜を支える部活の仕組み
      • 「蘇るサバ缶」と商店街
    • 第5章 市場トレンドを読む
      • ブームが過ぎたらどうするか
      • 未来のトレンドを知る方法
      • 先輩が足を引っ張らなければ
      • 先の先まで追ってみれば
      • 原子力発電所の代わりにできたもの
      • 間違いだらけの富裕層向けビジネス
      • だから20歳代の若者は買わない
      • リピーター獲得に欠かせない別のこと
      • キャンドルナイトの深謀遠慮
      • 不器用で優秀な新入社員に仕事を頼む
    • 第6章 時代を映すキーワード
      • 「アップサイクル」になった糸くず
      • 「ボーダレス」にした醤油の用途
      • 「アニマルウエルフェア」なとんかつ
      • 「ソバーキュリアス」だから「モクテル」
      • 「開かれた社食」の意外な効能
      • 「エシカル消費」でトマト嫌いを直す
      • 「ビーガン」が流行れば豆腐が売れる
      • 「ちびだら消費」でダイエット成功?
      • 「フェムテック」で人口減少を食い止める
      • ヒット商品を支える「ほったらかし」欲求
  • 第2部
    • 第7章 鄙の経営学 ~持続可能な高付加価値型経営へ
      • 鄙(ひな)の経営学~持続可能な地域ビジネスの構築に欠かせないもの
      • 200年続くブランドを生むビジネスモデル ~紀州備長炭
      • 持続的で世界から尊敬されるビジネスを地域につくる ~世界遺産・熊野古道
      • 熊野から全国、世界へとつながる人やコトを発信する
      • 地方だからこそ成立する自分の生き方を優先するビジネス
      • まねができないビジネスは「いい人」がつくる
  • あとがき・謝辞
  • 事例索引

著者

渡辺 和博(わたなべ かずひろ)

地域経済アナリスト
合同会社ヒナニモ 代表

1986年筑波大学 大学院理工学研究科修了、日本経済新聞社入社、日経ビジネス、日経トレンディ等の編集部から日経BP総合研究所上席研究員を経て2025年独立。地方発ヒットや企業経営の知見をもとに各地で商品開発コンサル・講演等を行う。著書・メディア出演等として、「地方発ヒットを生む 逆算発想のものづくり」(日経BP)、日本商工会議所 所報サービス「トレンド通信」連載中(2012年~)、NHKラジオ『マイあさ!』の「マイ!Biz」で地方発ヒットをテーマに定期出演中(2019年~)。横須賀市観光振興推進委員(2022年~)。川口商工会議所「川口の元気経営大賞」審査員(2020年~)。