金漆 Gonzetsu 幻の塗料「金漆」とその復元

金漆 Gonzetsu
2024年12月20日 発刊
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A4サイズ(両面)
販売価格 | 8,800円(税込) |
総ページ数 | 151ページ |
ISBN | 978-4-9913715-3-0 |
NDLBibID (国立国会図書館書誌ID) | 034175761 |
NCID(NII書誌ID) | BD10094844 |
著者 | 本間幸夫 |
発行 | 観濤舎 |
購入サイト | Amazon.co.jp 本間幸夫オンラインショップ |
電子書籍版
販売価格 | 4,400円(税込) |
購入サイト | Kindleストア |
歴史に埋もれた幻の塗料
「金漆」の謎を解き明かす、知の探求の記録
金漆。古来より希少なものとして珍重された、中国では高貴な人の持ち物などにしか使われない特別な塗料でした。日本でも古代から使われてきましたが、平安時代に姿を消してしまいます。いわば歴史に埋もれてしまった幻の塗料なのです。ただ、古代の主な産地は韓国の西南海島嶼であること、大陸側ではウコギ科のカクレミノから採取されたこの塗料は、漆と異なり紫外線で硬化することが分かっています。それをさらに掘り下げるべく、古い書物などを見直し、先端科学、歴史学、工芸史といった視点からの分析を加え、さらに再現実験を繰り返すことで、金漆の本当の姿を今日に蘇らせようというのが本書の目的です。
著者がこの塗料と係わりを持つようになったのは2011年のこと。それから13年の年月が過ぎました。この間、宮腰哲雄先生はじめ多くの研究者や、技術者のお力をお借りすることができ、この本を発刊する運びとなりました。